習慣と暮らし

バイクシートの破れを補修してみた。

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バイクシートが裂けてきたので、早めに補修してみようと思う。

平成26年の1月末から乗り始めたスクーターのシートが、少し裂けてきた。特に原因と思われるようなきっかけも無かったのだが、つなぎ目は他の部位よりも少し耐久力が落ちるのだろうか?そう考えたところで破れてきたものは仕方ないと思いなおし、これ以上破れが広がらないうちに手当をするべきだと結論付けた。ではこの3㎝ほどになる破れを、どの様に手当てするか?自分なりに気をつけるべき注意点を書きだしてみた。

  • 補修材が雨に強く、中のクッション材に水分がしみこまない方がよい。
  • 粘着性があり、補修部分が剥がれたりしない耐久力のあるもの。
  • シートなので、座るなどの荷重がかかった時に変形に対応できる補修材が望ましい。
  • 色が周囲と変わり過ぎない方がよい。

損傷部位を、どのようにすべきか?

裂けた部位を、どのように補修するか?先ずはそこから考えてみたい。

基本的には何かをあてがう事で裂け目をうめるか、
または溶接するように裂け目を繕う感じで対応するかだろうか。

ではまず溶接や縫う事による繕いは、
技術や気づかない傷から水分が浸み込む恐れがあるのでまず却下したい。

となると当て布のように何かをあてがうか、
何かを塗り込む事によって裂け目を補修する方法ぐらいしか思いつかない。

ただその際に補修部は水分を弾き、更にある程度変形する柔軟性が必要である。
なおかつ、簡単に補修接着面が剥がれない耐久力も必要だ。

この条件で考えると、何かを塗り込む補修方法というのもイメージがわかないので今回は却下したいと思う。すると消去法的に何かをあてがうという選択肢になる訳だが、どういった素材がいいのだろうか?

ネットで、[バイク シート補修]と検索をかけてみたところ、条件に適いそうないい商品を発見した。

当て布の素材はシートの色的に、まず黒色である必要性があるだろう。そして防水性があり、ある程度の耐久力と柔軟性のある素材である必要性がある。

また貼り付ける際に、雨や高温状態などで乾いた粘着剤の接着力が低下したり、粘着物質が水分を透過してしまうような接着剤では困る。しかもある程度柔軟性を考慮したいので、接着剤が固まった時に硬くなり過ぎても困るわけだ。

そんなことを考えながら、ネット検索しながら上記の条件でいろいろ探してみた。すると結構すんなりと目的に合致しそうな商品を発見することができた。なので雨が多くなる前に補修すべく、さっそく購入してみた。

この商品の品質表示では、基布(表)がポリウレタン100%で(裏)がポリエステル100%となっている。この材質ならば、おそらく雨や夏の直射日光レベルの熱ならば対応してくれるのではないだろうか。そして商品にあらかじめ塗布されている接着剤も、アクリル系粘着剤となっている。

この素材ならばおそらく水の浸透は問題ないだろうし、ソファーの補修材としても勧めているくらいなので耐久力や柔軟性も大丈夫かと思われる。ただ直射日光による経年劣化からくる退色に、どの程度の耐久性があるかは今のところ謎であるが、こればっかりは試してみない事には何ともいえないだろう。

さっそく補修してみた。

補修行程は、補修シートを補修部よりも大きく切って、表から貼り付けただけという単純作業にしてみた。

判断基準としては傷自体もそこまで大きくないので「裏からの補強は必要ないか」と手を抜いたわけだが、補修シートが思ったよりも伸縮性がありそうで柔らかいので後々まずかっただろうかと少し反省している。

あとつけ加えるとするならば、シートを切ったハサミの切れ味がそんなに良くなかった為か、切断面が少しほつれて白色が目立ってしまっているのも反省点だろうか。

それらの点を考慮しても、色合い的に生地とも馴染んでいるように個人的には思える。表面のガラというか凹凸の粗さは若干浮いている部分はあるが、素人の仕事であり、何より自分自身が気にしないならこれくらいはいいかといった程度だろうか。

数日使用してみて経過をみたが、今のところは剥がれる心配や問題も特に無さそうである。今後、梅雨や暑くなっていく過程で、どう補修部分が変化していくのかじっくり経過観察をしていきたい。仕事上、今後もバイクには乗り続けるとは思うので、この補修方法の効果がよかったら、今後も活用していきたいものだ。

 

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