習慣と暮らし

バイクのシートに座る猫ライダー、予防策は...

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野良犬はまず見かけないが、野良はかなり多いと思う

筆者は、猫派ではないが、猫を見てて可愛いと思う。

人に慣れてる猫も多く、道端で野良猫と目が合うと「餌をおくれ~、にゃ~♪」と言ってるかのごとく、寄ってくる猫もいる。寝ころびだしてお腹をみせてきたり、脚にすり寄ってきて股の間を潜ってきたり、スリスリしてくる子(猫)もいて、餌をやりたくなってしまう。

例え餌をあげても飼えるわけではないので、一期一会みたいなもので継続はできないだろう。お互いのためにならないと思うので、ここは心をオーガ(鬼)にして餌をやらないようにしている。

(餌をやるとそこに住みついたりと近隣に迷惑がかかる場合とか、猫が野性の狩りをできなくなるとか想像してしまうので、餌をやるわけにもいかず、かといって無視できないという葛藤というか矛盾がおこって悩む)

昔、自分の原付にいつも座っていて、目が合うと寄ってきて懐いてくる野良猫に、餌をやり始めた経験があった。そのうちポーズというか芸をするようになり、しかも筆者にだけ親猫にでも出会ったかのような態度で懐いてくる。

筆者としては、接するたびに、愛情が深まっていき、飼いたいと思うが飼える環境ではなかった。そのため、近所に迷惑のなりにくい場所を探し(自分の自宅の敷地内)、そこで、餌を毎日あげていた。

ただ、近所の人がその行為を嫌がってたので、里親を探すことになり、猫を安全な場所に引越しさせ、泣く泣くお別れをした思い出がある。

引越しさせる前に自宅で飼えないかどうか思い悩んで、母親(過去に猫を飼っていた経験がある)にも、この猫を連れて行き相談したら、「この猫は猫の中でも、とても賢いし可愛いから飼いたいと思ったが、この子(ペットの愛犬)が怖がるし、猫もとても怖がっていて、お互いが可哀そうだと思う。お父さんも反対やから飼えないから辛いな...。」と言っていた。

筆者が猫に餌をやっていたのは知っていたし、母親も飼いたいと思って心を痛めてたのかと気づき、同じ気持だったのかと思った。

別れる直前、猫が穴を掘ってウンコをしてから、砂をかけてウンコを埋めて「キチンとトイレしたよ~♪」と、前足でチョンチョン♪と筆者に教えて(報告)してきた時は、思わず涙が出てしまった・・。

賢そうな野良猫をみかけると、このような経験を思い出すので、あえて餌をあげないように努めている。

家で飼える環境が用意できて、継続してお世話できて、「ペットOK」な物件に住んでいる人でなければ、飼えないと思う。基本は猫に「おっす!元気でな。」と声掛けして立ち去るようにしている。

居心地が良いのかバイクのシートを好む野良猫がかなり多い

バイクに乗ろうとすると、猫がシートに座っていて慌てて飛び退くように逃げるという状況に遭遇することがある。また、前夜に、猫がシートに座って過ごしていた形跡がある事が多い。

しかも、シートは綺麗な状態ではなく、砂だらけで、猫スタンプのように肉球 (にくきゅう)の跡がペタペタとついている。時と場合によるが、シートやその周辺に、オシッコや何かの体液が付着していてかなり臭く、バイクに跨(またが)ると衣服についてしまい、洗ってもなかなかとれない。

バイクに乗る人なら、こういう経験はよくあると思う。

バイク好きな人と話している時、「今住んでる家は野良猫が多いので、バイクを手放した。」とか、「野良猫がバイクを汚すので困っている...。」という話題になることがある。

特に、雨風がキツイ日や寒い日、冬場などは多くなる。

バイクに猫が乗っからない対策方法は、いろいろあるが...

通勤や急いでる時に、バイクのシートに猫がつけた汚れに気づいても、バイクやシートを洗う時間が無く、これがかなり困ると思う。

とある知り合いの物知りのオバちゃんに、具体的な対応策はないものかと聞いたら、「木酢液が良い!木酢液を霧吹きに入れて、バイクの周辺にふりかけておくと猫が苦手な臭いだから、バイクに寄り付かなくなる。これだけでOK!!」と教えてもらった。

早速、ネットなどで調べてみると、木酢液」や「竹炭液」であれば効果があるとの事だった。要するに、木酢の独特な刺激的な臭いが苦手らしく、筆者もホームセンターで購入(500mlなら、コーナンなどで500円~くらいで売っている)して、霧吹きに入れて、バイクやその周辺にふりかけてみた。(木酢液や竹炭液はいろいろな用途に使えるので、粗悪品もあるので天然の良質なものを選んだ)

効果の程は...
効果の程は...
効果の程は...

というと、「木酢液」も「竹炭液」も両方試してしばらく様子を見ていたが、筆者の場合は、効果が無かった(´;ω;`)ウゥゥ

それからしばらくして、バイクが寿命を迎えるくらい古くなってきたので買い替える時期が来た。

ちょうど良い機会だと思い、バイク屋に猫の事を、新車を買ってバイクカバーを購入するときに聞いてみた。バイク屋の店長曰く「夏場は大丈夫だが、冬場は猫がバイクカバーの中に、潜り込んでオシッコするから、バイクカバーは冬場は使用しないか、バイクカバーをキツク絞って侵入させないようにするなどの対策が必要。」と言っていた。

雨や寒い日は、バイクカバーをキツク絞っても、わずかな隙間から、猫が侵入してきて防ぎきれず、シートもバイクカバーも両方が汚れる結果に。しかも、毎回、バイクカバーをするのは面倒で時間もかかる。バイクカバーの中に侵入されなくても、猫がカバーの上に乗っかってオシッコすることもあって、これも抑止効果は無かった

バイクを屋根付き車庫のように格納できる簡易的なバイク用ガレージテントという商品を購入するという選択肢もあるが、駐輪場のスペースや価格の問題で、筆者の場合は、この方法は用いなかった。

他にも、「猫が座れない、または寄り付かない」ように、プラスチックのチクチクするマットを敷く方法がある。下記の図のように、その方法を用いているバイクユーザーもよく見かける。

筆者の場合は、この方法を用いなかったので効果の程はわからない。

用いなかった理由は、管理の問題からである。バイクを出庫し外出してる間、他の駐輪者の事も考えると、このプラスチックのマットを放置したくないし、猫がその気になれば乗っかる事もあるかもしれないと思うからである。また、しばらくバイクを使わないなど長く駐輪している場合、砂埃などの汚れもシートに付いているバイクをよく見かけるためである。

バイクの猫除けの対策で効果的なものは?

筆者が試行錯誤した結果、ある方法を思いついた。
バイクのシートを、90L(90リットル)のゴミ袋で覆う方法(ゴミ袋をシート部分のカバーとして用いる)であり、これが最も効果的だと思う。

この方法は簡単で時短になり、とても楽にできる。ゴミ袋が汚れたら新しいゴミ袋に交換すればいいし、汚れ具合にもよるが何回かは、繰り返し使えて経済的で、シートの汚れは、ほぼ防げる。

しかも、野良猫からしても、ビニール袋でカバーしたシートの上でくつろげるので、お互いに「Win & Winの関係」になるのかもしれない。

筆者の経験上であるが、今のところ、バイクユーザーでこの方法を用いてる人を見かけたことが未だ無いので、やり方を紹介してみます。

■やり方は簡単なので下記に記載します。

90L(90リットル)のゴミ袋

1000mlくらいのペットボトル

を用意する。

ペットボトルは、重りに使うので、水を満タンに入れる。

ゴミ袋は、70L(70リットル)だと、小さい場合があり、余裕を持たせたいので90L(90リットル)を推奨。色も黒色の方がシートの色に合っていて目立ちにくいからオススメ。

このように、ゴミ袋を風で飛ばないように端をシートの内側に巻き込むようにして、シートに被せていくだけでOK!仕上げに、水の入ったペットボトルを重りとしてゴミ袋で覆ったシートの上に置くだけである。

出庫するときも、ゴミ袋をたたみペットボトルも一緒に、バイクのメットインや収納スペースに入れて持ち運べるので、身軽で時短にもなるので、筆者のオススメの方法。この方法を用いて以来、猫のオシッコや汚れの問題が解決されて安心なバイクライフを送っている。

一度、試されてみてはいかがだろうか。

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